市内の認知症サポーターを対象として「認知症サポーターステップアップ研修会」を開きました（2/16実施・受講者数22人）。今回は、県地域介護実習・普及センターなどで講師を務められる看護師・認知症ケア専門士の渡邉幸恵さんを招き「わたしたちができること」に着目した内容でした。地域住民ひとり一人が「地域の力」として期待される中、「ちょっとした変化にも気づくことができるか？」がポイントです。フレイルや閉じこもりの状態が認知症の症状に深く関わっている理由も学びました。受講者からは、「自分でも、地域でできることが少しあるのかなと思った。傾聴や今回習ったロコモティブシンドローム予防の体操など、一緒に簡単な運動をしたりしながら楽しみたい」などのコメントが届いています。
　認知症のある人そしてご家族や介護者の共通の思い、それは、普通に暮らしたいということだと感じています。そして、支援される人、支援する人という間柄というよりも、一緒になって行動できる「仲間」が欲しいといわれる人もいます。地域で生活する仲間同士、どれだけ気にかけ合う関係性を築くことができるか、が住みよい地域づくりのポイントです。宗像市の「地域の力」をもっと顕在化させるためのヒントをたくさんいただいた研修会でした。

　

開催日

令和4年2月16日（水）